窓の向こう側から音が聞こえる。

それは車の音でも人が歩く音でもないようだった。

それもそのはず、朝方から雨が降っていたのだ。


ここのところ最近は雨の降る日が多い。

10月とはこういう月なのだろうか。

神様がいない月(島根を除く)だけに、空の者がやりたい放題やっているのかもしれない。





2限目は刑法各論。

危険運転致死傷罪、凶器準備集合結集罪についてをやった。

危険運転致死傷罪は最近できた事とも言っていい。

実は、ある職員の酒気帯び運転により、3人の子供の命が奪われた事故以前にもこの条文を制定するきっかけとなった事故があったのだ。

居眠り運転していたトラックが乗用車に追突して子供2人の命が奪われた事故があった。

当時はこの条文がなかったので、業務上過失致死傷罪にとどまっており、これでは抑制効果が小さいと気付き、刑法208条の2として制定される事になったのだ。


凶器準備集合・結集罪は、2人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対して共同で害を加える目的で集合した事に対する刑罰をさす。

これは過激な学生運動や組織の集まりが多かった時代に制定されたものである。

ここでの凶器は、誰が見ても凶器とわかる物に限らず、使い方によって人を殺傷しうる物も含まれる。

これは、大騒動が起きるのを未然に阻止するための法令というわけなのである。


3限目は行政学。

行政国家現象についてをやった。

最近、企業が行政と関係を持とうとする事が増えてるそうである。

そうすれば廃業になる可能性が少なくなるのが大部分の理由だろう。

これは農業も例外ではない。

むしろ今の環境では、農業の方がその考えを多く持っていてもおかしくないのが現状である。

行政国家は企業だけでなく、農業にも重点を置く時が来るかもしれない。



今日は急遽故郷に帰省する事になった。

理由はたいしたことではない。

単に金欠なので、その供給のためである。

本当は来週にするつもりだったのだが、夏休み中たまっていた出費が予想外に多かったので、それにより金欠になってしまったのだ。

こういう事にならないためにも無理にケチらず少しでも多く持っておくのが大事というわけだ。

余る後悔と足りない後悔はわけが違うのだから。



雨の中、憂鬱感に浸りながら私は故郷を目指していった。