ナオキとマグマラシは探索を続けた。
森は相変わらず静かだった。
「全然出てこねぇな…。」
とマグマラシが言った。
「今のところパルキアしか会ってないよね。あれからまた歩いたけど、結局誰にも会わなかったね…。」
ナオキはマグマラシに返答した。
そのさなか、ナオキは考え事をしていた。
(…あの時パルキアは話の中で「ディアルガ」って言ってたけど、その「ディアルガ」って一体誰なんだろう…。)
ナオキはあの時パルキアが言っていた「ディアルガ」という単語がかなり気になっているようだった。
(待ち合わせをしてたって事はおそらく「ディアルガ」はポケモンである事は間違いないよね…。)
パルキアはあの時、ディアルガ「と」待ち合わせしていたと言っていたので、生き物である事は確かのようである。
もし待ち合わせ場所だったら「で」になるのが文法として普通の事だ。
(パルキアと待ち合わせ→○
パルキアで待ち合わせ→×)
※パルキアは生き物なので待ち合わせをする生き物を指す「と」が正しい。
(…後でトライスさん達に報告してみようかな…。)
とナオキが思った時、マグマラシが言った。
「どうしたんだナオキ?早く行こうぜ。」
「あ、ゴメンゴメン!今行くよ。後で事情話すね。」
ナオキは慌ててマグマラシのもとに走って行った。
二人は森を歩き続けていた。
その時…草むらから、ガサッという音がした。
「!! 誰かいるな?」
二人は音がした方を向いた。
草むらの中に微かな影が見えた。
「そこにいるのはわかってるよ。隠れてないで出ておいで。何もやらなければ私達も何もしない。」
ナオキは相手を刺激しないように言った。
影の主は恐る恐る姿を見せた。
水色の体をして、楕円形の耳を持ち、尻尾の先は4方向に分かれた形になっている。
瞳の色は黄色っぽかった。
「この子は…。」
ナオキはガーディアン・トライスからもらった図鑑を広げた。
「…これだ!せんこうポケモン『コリンク』…ピンチになると全身の毛を光らせてその隙に逃げる…か…。」
コリンクはまだびくびくしているようだった。
「あ、大丈夫だよ。さっきも言ったでしょ、君が何もしなかったら私達も何もしないってね。」
ナオキはコリンクを落ち着かせようとした。
コリンクはようやく口を開けた。
「…本当に何もしないの?」
「もちろんだとも。今でもやってないのがその証拠だよ。もし嘘だったら今頃君を襲ってるでしょ?」
ナオキの一言を聞いたコリンクはしばらく黙り込んだ。
その後、ようやく心を落ち着かせ、二人に言った。
「よかった~…。それならもう大丈夫だね。」
そう言うとコリンクは
「お~い、みんなー!この人達は怪しい人じゃないみたいだよ。みんな出てきてー!」
と叫ぶように言った。
すると、コリンクの声に呼応したかのようにポケモン達が姿を現した。
「こんなにいたんだ…。」
「オレ達が通ってた道にもいたのか。」
ポケモン達は二人がさっきまで通っていた道からもたくさん出てきた。
ナオキは現れたポケモン達を一人一人図鑑で調べてみた。
「この子は『ムックル』で、この子は『ビッパ』って言うポケモンか…。後は…」
ナオキは新しいポケモンの知識を取り入れていった。
出発した時にナオキは図鑑に軽く目を通していた。
その事もあってか、スムーズに定着させる事ができた。
まさに予習が大事だという事がわかる。
「OK!ここにいるポケモンはだいたいわかったよ。」
ナオキは図鑑を閉じて言った。
そのさなか、さっきのコリンクが言った。
「ねぇ…キミ達はさっきすごく大きいポケモンを見なかった?」
「大きいポケモン?」
「うん。ボク達そのポケモンがいたからさっきまでずっと隠れてたんだ。」
コリンクのこの一言を聞いて二人は悟った。
(だから今まで出てこなかったのか…。)
そう二人が思った後、ナオキがコリンクに言った。
「君が言うその『大きいポケモン』ってどんなのだったか覚えてる?」
「え~っと…確か少し長い首をしてたような…。」
コリンクは想起できる限りの答えを言った。
「他には覚えてる事ってある?」
「えっと…なんだったっけなぁ…。」
コリンクはこれで精一杯のようだった。
その時、ムックルが今思い出したように言った。
「あ!そうだ!僕も覚えてる事があったよ。確か二本足で歩いてて両手みたいな部分があったよ。」
「両手みたいな部分?」
「うん。あと、その部分に何か丸い板みたいなのが着いてたよ。」
「あ!ボクも今思い出した!そこには水晶みたいなのがあったよ。」
コリンクがムックルに続いて言った。
「長い首で両手みたいな部分があり丸い板みたいなもの…」
ナオキはどこかで見覚えがあるように感じた。
「もしや…」
ナオキは図鑑を広げた。
あるページを開くとそれをコリンク達に見せた。
「ねぇ、もしかして君達が見たポケモンってこんなのじゃなかった?」
そのページを見ると、コリンクはぴくりと反応した。
「あ、そうだ!これだよ!ボクの記憶が確かならこれしか考えられないよ。」
「本当だ!」
「オイラ達が見たのとピッタリ同じでゲス。」
コロボーシとビッパがコリンクに続いて言った。
「やっぱり…。私達もさっき会ったよ。」
ナオキはコリンク達に言った。
彼らが姿を現さなかった原因はパルキアがいたからだったのだ。
「え、そうなの?!何かされなかった!?」
コリンクは少々オロオロした様子で言った。
「いや特に。私達に道を聞いただけでそれ以外は何もされてないけど。」
「そうなんだ。よかった…あんなにでかいからボク達を襲うんじゃないかって思ってたんだ…。」
コリンクは胸を撫で下ろすように言った。
「偏見とはいえそこまで言う事はないんじゃないかな…。」
「ナオキ、あいつの行動の具体的説明をしてみたらどうだ?」
「…そうしたいのもやまやまだけど、あの事を話したら後でまたパルキアに会った時何されるかわかんないから今回はやめとこうよ。」
「そうだな。」
マグマラシは納得したように言った。
「それでそのパルキアってポケモンはその後どうしたの?」
ムックルがナオキに言った。
「帰り方を見つけてどこかに行ったからもうここにはいないよ。」
「よかった~。それならもう隠れる必要はないね。他のみんなにも報告してくるよ。」
そう言うとムックルはどこかへ飛んでいった。
「いろいろ教えてくれてありがとうね。ここにはボク達の他にもいろんなポケモンがいるからよかったら会いに行ってね。」
コリンクはナオキに言った。
「そうさせてもらうよ。私達さっきまでパルキアと君達以外誰にも会ってなかったからね。」
ナオキはコリンクに返答した。
「そういえばまだ名前を聞いてなかったね。キミの名前は?」
「私の名前はナオキ。今日初めてここに来たんだ。」
「キミは?」
「オレはマグマラシって言うんだ。この辺りじゃ見かけねえから知らないのも無理はねえな。」
「これからよろしくね。機会があったらまたボク達に会いに来てね。」
「こちらこそよろしく。」
ナオキはコリンクの前足を握った。握手の代わりみたいなものである。
マグマラシはビッパと握手した。
「それじゃあ私達はもう少しこの辺りを探索してみるよ。」
「また来てね。」
「ああ、また来るぜ。」
マグマラシが答えた。
その後、マグマラシ達は再び森の中を歩き始めた。
聖地エレメンタルへの入口がある所と近いのでこれからこの森のポケモン達とは頻繁に付き合う事になるだろう。
マグマラシ達は森の中のさらに深い所へと進んでいった。
森は相変わらず静かだった。
「全然出てこねぇな…。」
とマグマラシが言った。
「今のところパルキアしか会ってないよね。あれからまた歩いたけど、結局誰にも会わなかったね…。」
ナオキはマグマラシに返答した。
そのさなか、ナオキは考え事をしていた。
(…あの時パルキアは話の中で「ディアルガ」って言ってたけど、その「ディアルガ」って一体誰なんだろう…。)
ナオキはあの時パルキアが言っていた「ディアルガ」という単語がかなり気になっているようだった。
(待ち合わせをしてたって事はおそらく「ディアルガ」はポケモンである事は間違いないよね…。)
パルキアはあの時、ディアルガ「と」待ち合わせしていたと言っていたので、生き物である事は確かのようである。
もし待ち合わせ場所だったら「で」になるのが文法として普通の事だ。
(パルキアと待ち合わせ→○
パルキアで待ち合わせ→×)
※パルキアは生き物なので待ち合わせをする生き物を指す「と」が正しい。
(…後でトライスさん達に報告してみようかな…。)
とナオキが思った時、マグマラシが言った。
「どうしたんだナオキ?早く行こうぜ。」
「あ、ゴメンゴメン!今行くよ。後で事情話すね。」
ナオキは慌ててマグマラシのもとに走って行った。
二人は森を歩き続けていた。
その時…草むらから、ガサッという音がした。
「!! 誰かいるな?」
二人は音がした方を向いた。
草むらの中に微かな影が見えた。
「そこにいるのはわかってるよ。隠れてないで出ておいで。何もやらなければ私達も何もしない。」
ナオキは相手を刺激しないように言った。
影の主は恐る恐る姿を見せた。
水色の体をして、楕円形の耳を持ち、尻尾の先は4方向に分かれた形になっている。
瞳の色は黄色っぽかった。
「この子は…。」
ナオキはガーディアン・トライスからもらった図鑑を広げた。
「…これだ!せんこうポケモン『コリンク』…ピンチになると全身の毛を光らせてその隙に逃げる…か…。」
コリンクはまだびくびくしているようだった。
「あ、大丈夫だよ。さっきも言ったでしょ、君が何もしなかったら私達も何もしないってね。」
ナオキはコリンクを落ち着かせようとした。
コリンクはようやく口を開けた。
「…本当に何もしないの?」
「もちろんだとも。今でもやってないのがその証拠だよ。もし嘘だったら今頃君を襲ってるでしょ?」
ナオキの一言を聞いたコリンクはしばらく黙り込んだ。
その後、ようやく心を落ち着かせ、二人に言った。
「よかった~…。それならもう大丈夫だね。」
そう言うとコリンクは
「お~い、みんなー!この人達は怪しい人じゃないみたいだよ。みんな出てきてー!」
と叫ぶように言った。
すると、コリンクの声に呼応したかのようにポケモン達が姿を現した。
「こんなにいたんだ…。」
「オレ達が通ってた道にもいたのか。」
ポケモン達は二人がさっきまで通っていた道からもたくさん出てきた。
ナオキは現れたポケモン達を一人一人図鑑で調べてみた。
「この子は『ムックル』で、この子は『ビッパ』って言うポケモンか…。後は…」
ナオキは新しいポケモンの知識を取り入れていった。
出発した時にナオキは図鑑に軽く目を通していた。
その事もあってか、スムーズに定着させる事ができた。
まさに予習が大事だという事がわかる。
「OK!ここにいるポケモンはだいたいわかったよ。」
ナオキは図鑑を閉じて言った。
そのさなか、さっきのコリンクが言った。
「ねぇ…キミ達はさっきすごく大きいポケモンを見なかった?」
「大きいポケモン?」
「うん。ボク達そのポケモンがいたからさっきまでずっと隠れてたんだ。」
コリンクのこの一言を聞いて二人は悟った。
(だから今まで出てこなかったのか…。)
そう二人が思った後、ナオキがコリンクに言った。
「君が言うその『大きいポケモン』ってどんなのだったか覚えてる?」
「え~っと…確か少し長い首をしてたような…。」
コリンクは想起できる限りの答えを言った。
「他には覚えてる事ってある?」
「えっと…なんだったっけなぁ…。」
コリンクはこれで精一杯のようだった。
その時、ムックルが今思い出したように言った。
「あ!そうだ!僕も覚えてる事があったよ。確か二本足で歩いてて両手みたいな部分があったよ。」
「両手みたいな部分?」
「うん。あと、その部分に何か丸い板みたいなのが着いてたよ。」
「あ!ボクも今思い出した!そこには水晶みたいなのがあったよ。」
コリンクがムックルに続いて言った。
「長い首で両手みたいな部分があり丸い板みたいなもの…」
ナオキはどこかで見覚えがあるように感じた。
「もしや…」
ナオキは図鑑を広げた。
あるページを開くとそれをコリンク達に見せた。
「ねぇ、もしかして君達が見たポケモンってこんなのじゃなかった?」
そのページを見ると、コリンクはぴくりと反応した。
「あ、そうだ!これだよ!ボクの記憶が確かならこれしか考えられないよ。」
「本当だ!」
「オイラ達が見たのとピッタリ同じでゲス。」
コロボーシとビッパがコリンクに続いて言った。
「やっぱり…。私達もさっき会ったよ。」
ナオキはコリンク達に言った。
彼らが姿を現さなかった原因はパルキアがいたからだったのだ。
「え、そうなの?!何かされなかった!?」
コリンクは少々オロオロした様子で言った。
「いや特に。私達に道を聞いただけでそれ以外は何もされてないけど。」
「そうなんだ。よかった…あんなにでかいからボク達を襲うんじゃないかって思ってたんだ…。」
コリンクは胸を撫で下ろすように言った。
「偏見とはいえそこまで言う事はないんじゃないかな…。」
「ナオキ、あいつの行動の具体的説明をしてみたらどうだ?」
「…そうしたいのもやまやまだけど、あの事を話したら後でまたパルキアに会った時何されるかわかんないから今回はやめとこうよ。」
「そうだな。」
マグマラシは納得したように言った。
「それでそのパルキアってポケモンはその後どうしたの?」
ムックルがナオキに言った。
「帰り方を見つけてどこかに行ったからもうここにはいないよ。」
「よかった~。それならもう隠れる必要はないね。他のみんなにも報告してくるよ。」
そう言うとムックルはどこかへ飛んでいった。
「いろいろ教えてくれてありがとうね。ここにはボク達の他にもいろんなポケモンがいるからよかったら会いに行ってね。」
コリンクはナオキに言った。
「そうさせてもらうよ。私達さっきまでパルキアと君達以外誰にも会ってなかったからね。」
ナオキはコリンクに返答した。
「そういえばまだ名前を聞いてなかったね。キミの名前は?」
「私の名前はナオキ。今日初めてここに来たんだ。」
「キミは?」
「オレはマグマラシって言うんだ。この辺りじゃ見かけねえから知らないのも無理はねえな。」
「これからよろしくね。機会があったらまたボク達に会いに来てね。」
「こちらこそよろしく。」
ナオキはコリンクの前足を握った。握手の代わりみたいなものである。
マグマラシはビッパと握手した。
「それじゃあ私達はもう少しこの辺りを探索してみるよ。」
「また来てね。」
「ああ、また来るぜ。」
マグマラシが答えた。
その後、マグマラシ達は再び森の中を歩き始めた。
聖地エレメンタルへの入口がある所と近いのでこれからこの森のポケモン達とは頻繁に付き合う事になるだろう。
マグマラシ達は森の中のさらに深い所へと進んでいった。