JRグループ6社が総力を挙げる日本最大の観光宣伝「デスティネーションキャンペーン」が2015年夏、大分県を対象に展開されることが決まった。「おんせん県」をはじめ、新大分駅ビルや県立美術館の誕生で生まれ変わる県都・大分市の中心市街地など、豊の国の魅力を全国に発信できる絶好のチャンス。最大限に生かすためには、もてなす側の地元の機運盛り上げが鍵となる。
キャンペーンは、旅行の目的地(デスティネーション)の観光浮揚を狙い、旧国鉄時代の1978年から開催。現在は北海道から九州までJR6社の持ち回りで原則として年に4回、地元の自治体や観光関係者と協力して実施している。
「大分」は2015年7月~9月の3カ月間。JR九州が15年春の大分駅ビル開業に合わせて誘致した。期間中はJR各社、全国の旅行代理店が大分関連の商品を充実させ、「お薦め」として販売に力を入れる。
地元の自治体や観光関係者は14年度から受け入れ準備を進める。夏にJR各社や旅行代理店を集めた全国会議を開催。県内各地にある名所や食など観光資源を紹介し、旅行プランづくりに反映させてもらう。キャラバン隊が大都市圏の駅や旅行代理店の店舗に出向いてアピールする。
15年度はガイドブックを作るほか、大分県のイメージポスター(五連貼り)を全国の主要駅1370カ所に設置。県外の新聞、雑誌、テレビなどを活用して大々的に宣伝活動をする。
キャンペーンは「JR各社がこぞって力を入れ、大変な集客効果を発揮する」(唐池恒二JR九州社長)という。その効果を一過性で終わらせないためには、来県客に「また大分を訪れたい」と感じてもらうことが重要。広瀬勝貞知事は「全国からの観光客に大分県の魅力を満喫してもらえるよう、官民一体で準備に取り組む」としている。
出典:大分合同新聞