全日本空輸、日本航空グループなど航空各社とJR6社は19日、ゴールデンウイーク期間中(26日~5月6日)の予約状況を発表した。今年は前半の3連休と後半の4連休に分かれており、長期間の連休が取りにくいため、国内旅行の人気が鮮明になっている。一方、海外旅行は尖閣諸島問題や不安定な北朝鮮情勢を反映してアジア方面を中心に影響が出ており、航空大手では前年割れした。
全日空の予約数は国内線が前年比0.9%増の106万4842人、国際線は3.9%減の18万2560人だった。国内では沖縄方面が6.1%増加した。海外は中国方面が13.8%減。欧米の長距離線やハワイなどリゾート路線は好調なものの、韓国を含むアジア路線も6.0%減少した。
日本航空グループも全日空と同様の傾向になっており、国内線が1.5%増の87万6711人、国際線が1.9%減の24万3343人となった。
格安航空会社(LCC)では、関西国際空港を拠点にするピーチ・アビエーションが好調だ。国内線の予約数は5万5077人と前年比でほぼ倍増。増便に加え、関西での認知度が高まった。成田空港が拠点のエアアジア・ジャパンとジェットスター・ジャパンに比べピーチの好調が目立つ。
JR6社の新幹線と在来線を合わせた指定席の予約席数は、前年比6%増の286万席だった。景気回復への期待感などから国内旅行の需要が高まったとみられる。下りは5月3日、上りは5月6日がピークとなる。
新幹線の予約は7%増の218万席だった。東北新幹線は8%増、上越新幹線は14%増、東海道・山陽新幹線も6%増となり、多くで前年を上回っている。東海道・山陽新幹線は3日午前下りの「のぞみ」「ひかり」「こだま」と5日午後上りの「のぞみ」の一部がほぼ満席になっており、東海旅客鉄道(JR東海)は「のぞみ」の上下線計14本を増発する。
在来線の予約は1%増の69万席だった。東京方面と長野県の松本方面を結ぶ「スーパーあずさ」「あずさ」などが11%増と好調なものの、東京方面と成田空港を結ぶ「成田エクスプレス」は15%減。海外旅行客の減少が響いた格好となった。
出典:日本経済新聞