これまた図書館で見かけたキャッチーなタイトルの本で

しかし伊藤先生の本を読んだ後なのでそれほどショッキングでもなく。

伊藤先生と同じ様なことを言っておられるという部分では

一見陰謀論的な内容でも語っておられるのがひとりではないという意味で。

 

 

中高生にも読める平易な文で

これが小説(フィクション)ならどんなに楽かと思うのですが。

“事実は小説より奇なり”といいますが

なろうレベルが何か書こうにも大抵は自身の体験(見聞きしたものを含む)に基づくものでして

事実・現実の方がよっぽどえぐかったり、往々に個々人で忖度(カットオフ)していたり。

にわかが飲み込むにもちょっとした内容でして

私の中ではとりあえず”承る“という位置づけです。

 

2014年10月30日初版。

2014年といいますとウクライナ危機があった年でしょうか。

 

目次

第一章 世界史の逆説を見抜く鍵

第二章 金融財閥に発行権を奪われたドル紙幣

第三章 社会主義者に乗っ取られたホワイトハウス

第四章 日本と蒋介石を戦わせて倒すアメリカの戦略

第五章 韓国を使って反日させるアメリカ

第六章 グローバリズムに屈しない日本とロシア 

 

以下自分なりの理解(ネタバレ含む)

ざっくり書きますと

ロスチャに代表されるユダヤ系財閥が国境を越えて世界支配を目論む(現在進行形)。

世界中の小競り合いはアメリカ(を牛耳るユダヤ系財閥)によって仕組まれたもので

乗っ取りたい対象を弱体化させあわよくば傀儡政権を打ち立てたいとしている。

ウクライナもその一例でありプーチン・ロシアは対抗せんがために苦しい立場にある。

(今、日本がウクライナの費用を支払わされ、体よく吸い上げてるのはどこなのか?)

グローバリズム、市場開放を求めるのは国境を越えて支配せんがための手段。

国際機関(国連、EU, IMF, WTO, WHO, etc.)は国家の主権を制限したくて設けられた。

(どこぞのデータが充実してなくて無いわけないでしょ、伏せられてる? みたいな疑問がありましたっけ。)

(国際機関絡みで降りてくる厄介事も裏があるのかと思うと むむむ)

 

『タイタンの妖女』の知らず知らずのうちに誰かしらに操られている・・

ヴォネガットさんのように戦場に駆り立てられ理不尽な命令を受け、

みたいなぶっとんだ経験をすればあんな文章が書けるのでしょうけれども

まんざら作り話でもないかも? と思えたり。

 

伊藤貫先生が提示された視点“バランスオブパワー”と

馬渕睦夫先生が提示された視点“グローバリズム vs. 国家”

それぞれに興味深い切り口ではあります。