歩く口実と言いますかモチベーションが欲しくて
遠めの図書館入り所望の本を探しては帰ってくる
絶版の古典は置いておいておくれよ、と願わんでもないですが
空振りでも全然構わずそれだけでも日々の生活に弾みがつきます。
私的に興味があるのはタイムトラベルもの、
中でもタイムパラドックスを意識した上で回避した仕掛け・設定でありまして。
ファインマンの経路積分(1948)なりエヴァレットの多世界解釈(1957)なりを
マクロの世界に仮想拡張したSF作品の元祖はなんぞや?みたいなところ。
堺三保さんの解説(以下)によればバクスター(1990年代)かしらん。
矛盾を表す画的には“ウロボロス(自分の尻尾に食いついた蛇)”が象徴的で
ハインラインの『輪廻の蛇』(1959)とかも見てみたいかも。
死に戻りやり直し系の元祖はケン・グリムウッドの『リプレイ』(1988)でしょうか。
「まずはエキゾチック物質、見つけてきてくださいよ。」
※エキゾチック物質:負のエネルギーを持つ仮想の物質
ガチのひとが空想展開のひとをやりこめるセリフですが
あるはずの無かったものが見つかった時に革命は起こるわけでありまして。
私は今、“負の分子量をもつ気体”を追いかけています。
はい、痛い人です。