前々回、前回と全く同様に・・
(個人所得―個人支出:個人貯蓄に相当)の積算値 引き算のグラフ② 頂点からのフィッティング
数値は微妙に動いていますが・・ ぶれませんねえ。
ゼロを割るのは相変わらず2024年11月の見積もりのまま変化なし。
金利お構いなしで住宅ローンを組んでしまう人とかカードで爆買してしまう人とかが
ぐんぐん金利分を吸い取られて重力に吸い込まれる様に落ちていきます。
給料が緩和時のペースで上がり続けると思っているのだろうか?
いざとなればまた緩和してくれるさきっと、みたいな安心感?
底打ちはこれらの人達があぼーんして消費市場から退場するか、
早々に気づいて住宅を諦めて金利から解放されるか、財布の紐を絞めるとかしないと。
消費が収まって所得が支出を上回らないと上昇気流に乗れないのですが
消費が収まると必然的にリセッション(景気後退)が訪れるわけで・・
今度は失業率がするすると上がってくるのです。
失業率(今は3.7%)が二桁に近づくと中銀がまた金融緩和政策を取らざるを得ず
引締め完了後願わくば資産をじゅうぶん圧縮した後に来てくれれば健全なのですが
引締めは来年いっぱいかかりそうだし
私の見積もりではそれ以前に来ちゃうよね? っていう。
んで最悪は他国を脅したりぶっ叩いてでも収拾を図ろうと。
来週はFOMCがありますが政策金利は5.25-5.5%据え置きのまま
テーマは利下げいつから?に移るかと。
このグラフのピークから1/4になる時期は2024年6月に、
(小数点以下の数値の微妙な動きなのですが)前回より1ヶ月後ずれしました。
信じる信じないはあなた次第です。
消費関連は二次関数近似でよろしかろうという仮定の下
全く同様に消費者物価指数コア、生産者物価指数コア、鉱工業生産についても
前年比データに二次関数近似をあててみました。
※これらは前年比なのでゼロになることも割ることも起こり得ません。
が、起こり得ないリミットは見積もれます。
ゼロになる時期は2024年3月 巷の利下げ予想はここからきましたか。
ゼロになる時期は・ もうなってます。ブレーキがかかりはじめています。
ゼロになる時期は2030年7月 じゅうぶんブレーキが効いてきています。
二次係数の大小を追えば実体経済の景気動向を掴む助けとなります。
鉱工業生産はこれから底を伺うフェーズ、
反転上昇するためには先の(個人所得ー個人支出)の上昇の方が先のはずで..
日本に関しましては
日銀植田総裁がマイナス金利解除の可能性をちらつかせています。
春闘後に(中小企業の賃上げ状況をみて)やってくるかもしれないしまだ待ったかけるかもですが。
ぶくぶく沸いてくるドル高円安に対する口先牽制球といった見方もあるかも(?)
マイナス金利とは一般の銀行が中銀にお金を預ける時に本来もらうはずの金利がマイナスで
払わなきゃいけない状況に置かれています。
中銀に払うくらいなら若干のリスクをとっても市中の事業に投資しましょうと。
これがなくなると市中に回るお金か幾分下がります。(中小企業には向かい風)
中小企業としては両手放しで賃上げできないと思うのですが..
方向としては引締め方向ですが恐らくは慎重に慎重にバルブを締めてくる感じかと。