※画像差し替えました。





なにか動くおもちゃを、とイースターエッグ工場を置いてあげました。




ベンダー・バージョン

「ご近所に空いてる土地ありませんか?」

それはなにげない問いかけから始まった。
謎の事業体ベンダーがその街を制覇するのに時間はかからなかった。
なにもわからない無垢な子猫もベンダーに捕らえられ改造された。

「おかえりなさい。温かいお飲み物でもいかがですかぁ?」

心にもない声を発する人工知能を植えつけられそうになったその時、
ドラミちゃん率いる黒猫隊にすんでのところを助け出された子猫は
ホットの赤とクールの青、
相反する性と葛藤に苛まれる改造ベンダーとして生きていくことを余儀なくされたのだった。