天草トライアスロンに出場してきました、吉村です。完走はできたのでレースレポートを書いていきたいと思います。


【結果】

総合記録 2:24:26

スイム 20:17

バイク 1:06:27

ラン 57:42


記録を見たら言いたいこともわかると思うが、とりあえず1種目ずつ振り返っていこう。


【スイム】

名前をコールされてスタート位置を決める。最後だから権利なし、一番端っこから。


オンユアマーク、ファアァァァアン!!!!


飛び込む。うまく行った。波もなし、ブイもよく見える。しかしエリートレース、もちろん逃げられるほど周りの泳力も低くなく、混戦となる。頭沈められたり、足を引っ張られてみたり。周りにもみくちゃにされながらも、自分のペースを刻みながらついていく。2周目も変わらず。ブイのターンで若干手こずるものの、大体はうまく行った。先頭集団にてスイムも終わり、トランジへと向かう。


【バイク】

トランジに片付け忘れて置きっぱなしにしていたサンダルをカゴに入れ、電源が切れていたサイコンをつけなおしつつ、サングラスヘルメットを装着し、飛び乗り。割と順調であったと思うが、バイクの設置場所とトランジの経験不足により前方には離されてしまう。ついていけたとしても最初の登りでどうせ離されてしまっていただろうからまあ良しとする。トランジで脈が上がりきっていたため、登りの途中で嗚咽、吐きそうになる。しばらく一人旅が続き、何キロ地点か忘れたが九大の安田さんともう一人のパックに吸収される。追い風ということもあり非常にハイペースでついていくのがやっとである。途中でちぎれた先頭集団も目に捉え、「あれに追いつくまで頑張るぞ」と励ましの言葉をいただく。その後見えなくなってしまうのだが、登り下りもなんのその、とんでもないスピードで折り返しに到着。


折り返し後の加速についていく足は残っておらず、ちぎれる。直後大集団が迫っていること、雅明が2人で漕いでいる様子が見える。単独かつ向かい風なので後方を待ちつつ足を回復させようと思っていたが意外と時間がかかり残り10キロちょっとのところで集団に吸収される。中をみるとチーム長崎の末岡さん、堀田さん、池田さんが見える。すげーと思うのも束の間、ものすごいスピードで景色が過ぎ去っていく。いやもはや景色など見る余裕などない。8〜9人くらいのパックだったので前を引く時間は短かったものの登りが苦手すぎるのでついていくのがやっとであった。途中で経験不足からうまくローテーションすることができずに周りに迷惑をかけてしまった。ごめんなさい。ラストの一番長い登りでは足も残っておらずに集団からちぎれる。その先に平坦はないので元々から決めていたことだが、少し悲しい。総じて自分のバイクの弱さ、特に登りを含むコースの弱さを痛感することになった。


【ラン】

降車にも成功し、靴を履き替えていざ勝負のランへ!………

のはずなのだが、全く脚が上がらない。九大の誰かから「吉村くん刻んでいこう!!」と応援される。名前を知ってくれていて嬉しかった。しかし、最初からキロ5:30すら割ることができず。元々のプランでは遅くてもキロ5:00、早ければ4:30で行く予定だったのが総崩れ。脚が回復するまで待とうとするものの一向に回復の気配なし。周回コースを3度回るのだが1周目で既にリタイアを考えていた。登りでは得意の吐き気を覚える。登りの後にエイドとペナルティボックスが見える。いっそのことペナルティを受けていればいいのにと思いつつ番号を確認したものの27番はなく、エイドで一時停止し水、スポドリをがぶ飲みし、体にぶっかけて再度走り始める。登り下りを終え、次のエイドでも同じことをする。ちょっと走ったら審判から「ちゃんと水のんだ!?」と心配される。相当フラフラしていたのだろう。およそエリートで出場している選手とは思えない弱さ、観客もさぞ驚いてのではないだろうか。1周目の終盤にマネージャーで来ていた祥から「ケントさんファイト〜」と声が聞こえる。少しだけパワーをもらい加速を試みるが、当然無理である。


2周目の坂ではついに歩き出してしまう。吉村名物のランウォーク。バイク終わりのエイジの人にどんどん抜かれる。2桁ゼッケンをつけているのがもう嫌だった。ここで雅明に抜かれてしまう。エイドの直前で悔しさ、やるせなさや情けなさから涙が溢れた。雅明に負けることも嫌だったし、ここでぶっ倒れて救護テントに担ぎ込まれてしまう方が楽になってしまうんではないかという甘い考えが脳裏をよぎる。しかしぶっ倒れるほど追い込むことすらできない自分なので走り続けた。いや、歩き続けたと言った方が正しいだろう。周回終盤では一緒のバイクパックだった選手たちにも抜かれ、堀田さんからは背中を叩かれファイトと応援され、井手さんからも吉村がんばれと応援された。ヘトヘトなのに応援してくれる存在がありがたかった。


全てのエイドで停止し、水がぶ飲みぶっかけを繰り返したのが功を奏したのか、3周目に少しだけ走れるようになった。もう記録には期待できないのを理解してはいたが、こんな自分をエリートレースに出場者させてくれた長崎県のトライアスロン協会の方々や応援してくれたNJTのみんなやコーチたちにリタイアなんて結果を報告するわけにはいかないので必死に走り続けた。最後の最後だけ下りであったためであろうがキロ5を割るラップも現れたり、理想からは大幅に下回る程度であったが走れて良かったと思う。そのままあましんスタジアムに入ると観客席にいた祥の大きな声の応援も聞こえてゴール。


ゴール後にバナナ等完走品をもらう時は泣いていた。声も震えていただろう。説明せずともここまでブログを読んでくれた人なら理由はお分かりだろう。涙を見せたくなかったので少し間を置いてから雅明に合流。平静を装うことには成功したのではないか、本人に聞いてみないとわからないがそうゆうことにしておこう。


ゴールしてくるひなたと諒二を見届け、休んだ後に会場を後にする。



さて、ここからは反省という名の言い訳をつらつらと記していくことにしよう。


と言っても主になぜこんなに激落ちしてしまったのかについてのことだが。


考えられる理由一つ目、睡眠不足。

宿で全く寝付くことができなかった。いつもの朝練でもしばしばオールで参加することがある。一応対策としていつも8時以降に起きているところを前日は7時に起きるようにして(普段から寝る時間が遅すぎたので1日での対策はここが限界点だった。)早く寝る準備をしたつもりであった。当然宿に着いた段階で前日受付や移動の疲労で眠気があったのだが、いざ寝ようとすると全然寝れない。ベッドに入ったのが9時前かつスマホも見ないようにしてブルーライトをカットしたのにも関わらず寝付けず。結局起床の時間を迎えてしまう。


さてどうしたら良いだろう。まあやることは一つである。普段から早寝早起きを心がける。大学生というものは自堕落な生活を送ってしまう生物であるためこれが異常に難しい。だが目標のためならこの苦痛に耐えてみせる。せめて普段から12時前に床につき、7時くらいには起床するようにしよう。


2つ目の理由、栄養不足。

僕はたくさん食べる。しかし結衣の浜アクアスロンでゲロを吐いた経験から前日の食事は少なくしていた。内容は昼が親子丼で夜がうどん。量もたくさんではない。ゆいの浜の時は単純に大食いしすぎ+朝ごはんが大量だったから吐いたと考えると前日の食事はもっと炭水化物をとってエネルギーを蓄えても良かったのではないかと思う。おそらくランで体力が残ってなかったのは半分ハンガーノックだったのではないだろうか。


3つ目、実力もないのにバイクで頑張りすぎ。

これは仕方なかったといえよう。集団から速攻でちぎれ迷惑をかけるわけにもいかないし、自分のペースで漕いで集団を無視していてはせっかくエリートレースに出場する意味がないのだから。登りはNJTの練習などで対策したつもりだったがトップ選手たちからするとまだまだ甘く、足りていなかったのだろう。脚を使い果たしてしまった。西日本予選までもうわずかしかないのだが、冬場のようなローラーでパワーを上げる練習を取り入れていこうと思う。


大きいのはこの3つだろう。細かい理由をつけるとまた色々ありそうだが、長くなりすぎるので割愛。


不甲斐ないレースに終わってしまった。西日本予選ではこの反省を活かし最後まで体力が持つようにしていきたい。


過去最高に長くなってしまったブログをここまで読んでくださった方、ありがとうごさいました。応援してくれた皆さんや支えてくれたマネージャーにも感謝です。


自己紹介ブログの間に失礼しました。では他の人のレースレポートや自己紹介ブログを待ってここらで終わりにしましょう。それでは👋