知らないことを

気付かないふりして

何度も繰り返した

言葉のその続きを

人が見つめる視線を

溶かして嘯いた

 

揺らした空気と

瞳に浮かんだ虚栄を

呑み込んで閉ざした意味を

知っているはずなのに

 

もう何も見ないで

優しいだけなら

何一つ要らないと

そう言った音の上を

君は踏みにじるんだ

 

言葉が伝えた

瞳が見つめた

その先の意味の理解を

僕は何度も繰り返して

緩やかな温度に沈む

 

本当にそうは思った?

本当に優しいと

私の為を思った?

 

貴方は知らないと、

そう口を開くのに