崩れた指標の上で
踊る 二人を
僕は静かに見ていた
不安定に
遊ぶ光の粒に
静けさは
縁取っては沈む
破れて消える
誰かのための世界は
もうどこにも残らないのに
知らないのは
見てないからと
落ちていく二人に
僕がかけた言葉は
音にすらならないで
手に取った
汚れたページに
残した懺悔は
赤く染まって
悲しく俯く
もう歩けやしない足で
何度も踊り続けて
削り沈む街の痕を
誰もが忘れて
二人の影を
空が置いていったって
静寂が食んだ
痛みの道筋で
二人は踊り続ける
今でも絡んだ指で
目を伏せた愛を
僕は知らないままで