さようならは

全てが死んだ後に

足元に転がる

数多の死骸を踏み潰して

追い越し指し示した

その瞳の奥底に沈む

枯れた残骸の上


留めた呼吸の続きで

骸を抱き締める

喉を嗄らしたのは

何を伝えたいのか

土に汚れた膝を

痛みを置いてきた指先を

幾度となく捨てて


乾涸びた四肢を

喉に伝う涙の嘆きを

途切れさせぬ様に

ずっと歩き続ける

歪めた表情に

きっと思い出せない

その先の先に


気取った温度に

さようならが叫び出す

掻き抱いた最愛に

誰もが忘れた

そんな嘆きの声が

踏み潰した死骸の上で

泣いているんだ