逸らした視線が
絡まる糸が
枷の様に足をとる
貴方が夢だとしても
それを証明する術は
何一つ持たないだろう?
歩き出す力が
一つ足りないまま
一体何度躓いた?
溶け出す様な氷は
僕の心の様で
何も許されないで
断罪は遠く焼け付く
その瞳は貴方を映して
罪ばかりを教えていく
どうして笑えない?
生きる様にと
続けた呼吸が死んでいく
燃え尽きた四肢が
まるで十字を切る様に
心を引き摺っていく
同じ景色ばかりの
地獄はきっと愛しい
貴方を見付けた断崖を
いつまでも愛していると
笑えるこの胸を
前を向くだけの言葉を
何も残さなくても
手の中の埃塗れの花束を
知らなくても美しい
爛れた瞳の罪悪を
記憶に葬る様に
例え灰に変わった命でも
移した温度は温く息衝く
痛みが身体に巡る
零れた涙も血も温度も
何一つ許されない罪の証を
地獄を歩けるようにと
地についた杖で在る様に
私が私を殺すのだろう