激情に心を委ねても

何一つ救われやしない

変えれない感情は

悲しみ一つ乗り越えられないで

黒く塗りつぶした胸の内は

君にも伝わらないだろう


望んでいた物も

目を開けてみれば

全部溶けてしまって

泡沫の夢だなんて

それなら夢をすらも見せないで

形ある造形に

心を壊される前に


憎しみなんて知りたくなかった

心一つで君を殺せる

永遠なんて今の僕には

必要なんてないんだ


それで救われたなんて

どうして思える

僕は帰れない

変えれない世界の上で

立ち竦んで動けないで

笑われていたって

意味がなければ

感情は動かないんだよ


君の声は何処に落ちる?

僕の心は何処に落ちる?

其処は救われるか?

底は救われるか?


それならいっそ殺してくれよ

僕が僕であるうちに

僕が僕でなくなる前に