貴方を失った僕が
立ち上がるまでの力を
両手に抱えてまで
口にする事すら憚れた
痛みを伴う叫びを
ただ只管に見つめ続けた
正しさを疑って
貴方の喉元に突き付けた
言葉の刃なんて呑み込んで
動けないのはどっちだった?
気付かないまま踏み付けて
足裏を傷付けてまで
歩き続ける理由は何だった?
羽をもがれ堕ちていく
その目蓋の奥で
何を思う事を赦された?
貴方が押しつけた感情を
僕は何時だって傷口に塗りつけて
そう笑っていたんだ
泣き笑いのままで
合う事のない視線を追いかけて
伸ばした掌を振り払う
いつだってそうだった
貴方ばかり先を行って
僕が動き始めた時は
何時だって貴方はいない
それが、正しいと言う様に
気付けば痛みしか残らず
苦しみに息を詰めて
歩き出すにはどれだけの
時間や感情があればいい?
込めた力の行き先を
きっと僕は知らないままさ
ずっと引き攣ったまま
願う事も出来ないままの
思いが口から漏れ出して
それでいいんだよだなんて
笑わないおくれよ
貴方の事なんて
忘れてしまった方が
きっと楽なのに。