誰かの為の嘘を
自分の盾にして
戦うために開いた瞳が
いつしか映した懺悔を
標にしないように
ボロボロに破れた心の奥底を
君にあずけてしまって
誰かが突き立てた
墓標の前に立ち竦む
動けない僕の眼を
覗きこむ深淵が
悲しげに触れた
その背中には
羽なんて生えやしない
落ちていく一方で
仰ぎ見た世界は
何時だって残酷で
何の為に戦うのか
誰の為に戦うのか
その開いた瞳は
口は、胸は、心は、声は
何の為の救いになるのか
何の報いになるのか
最早意味をなさない盾に
必死にしがみ付いていたのか
理由を求めて差し出した
言い訳なんて焼き切れた
心が爛れて、咽び泣く
詰まり詰まった喉の奥で
不愉快な賛美が鳴り響く
やめてくれよ、
何も救われやしない
無意味で残酷な祝福を
少しずつ殺していく
盾の後ろで泣き続ける
僕の居場所は何時だって、