生きる事が辛くなければ
舌で転がす苦みも
喉を震わす涙も
全部全部投げ捨てて
貴方を苦しませるもの
貴方を悲しませるもの
貴方を立ち止らせるもの
貴方を惑わせるもの
全部全部取り去って
貴方を胸元に咲き誇る
一つ一つにキスを交わして
どれでもいいんだよって
笑ってあげるのに
生きる事が悲しくなければ
きっと僕は貴方を
もっと愛せただろう
一つ呼吸をして
その声で
その瞳で
その腕で
その愛で
僕は貴方を
何一つ違わず
愛する事を
戸惑わなかっただろう
生きる事で死ななければ
最後の言葉なんて
何一つ要らなかっただろう
必要な言葉達は
どれもこれも悲しく
どれもこれも重くて
どうしたって愛を
語るには足りない
言葉が何一つ
足りなくなるんだ
今一つ愛を語るなら
僕が貴方と生きた日々を
歩き出した終焉と
引き連れた絶望にキスして
貴方の胸元に咲き誇る
最愛を殺める術を
僕は永遠の愛だと思ったんだ