溢れだした感情と

言葉の先を埋め合わせる

君は何も知らない、

僕も何も知らない。

焼き付いた網膜は

爛れたその続きを選んだ


望んでしまった理想が

静かに僕の心臓を引き千切って


もう握る力も

命の先も

夢の死骸も


足跡の埋まらない隙間を

優しいだけの眼差しで

真直ぐに見つめる君が

僕の頬を撫ぜるなら

何故独りで歩く事を

許してはくれないのだろうか


空の高さに沈む様に

愛を一つずつ積み重ねた

まるで墓石の様で

悲しみに涙を流す事はない

ただ只管に感傷的になる

もう見れない夢の続きを

丁寧に燃やしてしまうだけで


僕はいないのだろう

君が笑う先の言葉も

掠れて消えた影法師も

穏やかに手折れる木陰の嘘も


煌めきながら鬱蒼と翳る

その背に背負う罪を

冷えた指先でなぞれるなら

全てはこの為に愛した

世界の果てになるんだろう


僕は知ってしまった

君は何も知らないまま

小さく覗いた隙間に

愛を詰め込んで