その手を出して
振り払うよりも先に
笑っておくれよ
そんなの必要ないって
笑っておくれよ
それまでは
安心なんて
出来やしないんだよ
跡を残して
歩く道よりも
正しさを残して
走り抜けた道へ
貴方は何も見ないから
僕は一人笑うのさ
冷たくなっていく
その指先を掻き抱いて
口付けてしまえよ
僕は笑ってみせるよ
貴方が其処に在ること
寂しくなんてないさ
笑っていられるまでが
僕の人生なのだから
貴方が走り去る
僕は跡を辿って
正しいのかい?
座り込んだ道端で
泣いてしまうよって
膝を抱えて
顔を埋めてしまって
笑っておくれよ
泣かないでおくれよ
芽吹いたその言葉で
貴方を抱く事が出来たら
何よりも心を置いて
笑えただろうに
嗚呼、ほら、ほら、
笑っておくれよ、
笑っておくれよ。
振り払うその手の先まで
僕は愛する事が出来るから
もう泣かなくていいんだ
正しさなんて
誰も選べやしないさ
だから、だからほら、
笑っておくれ、
愛するものの為だけに。