揺られた吊り革と

流れていく雲の隙間は

僕が選んだ未来を

擦り抜ける様に遠ざかる


それは夢を消して

汚した掌の様で

「僕は変われたでしょうか」

そんな強がりすらも

くしゃくしゃに丸めた紙屑で

呼ばれた筈の僕の名前は

まるで首から下げた

番号札の様に思えて


それを汚してまで

僕が生きたかった未来は

悲しそうなものだったか


「僕は変われたでしょうか」


僕が選んだ未来は

間違ってなんかいないって

僕は確かにそう言いたくて

揺られて零れる

その言葉は何時だって

正しいものなんだって

言っていただろう


僕が背中を預けた

世界の果てなんてものは

遠くになんて在りはしないのだから