移ろう季節は
追いかけるには
少し寂しい
柔らかく触れた指先は
解れた感情の様に
緩やかに離れていく
静かに瞬いた瞳は
全てをなぞる様に
優しく手を振る
変わっていく
歩みを止めて
振り向いた先
風は僕を追い越した
忘れてしまうよ
最初から何も、
何も知らなかったのに
きっと分かっていた
小さく吹きかけた息が
薄く広げた青に溶ける様に
その季節に顔を埋めた
確かに其処に触れた筈の
君の瞳は溢れたまま
寂しさを溶かした
口に出す事はしない
愛おしいと合わせた両手も
願い続けた事を
何時しか笑える様に