愛が零れる
君が語る物語は
何時も何処か甘く
まるで差し出された林檎の様
真っ赤な感情は罅割れる
その硝子玉は一体何を見てる?
濁った虚ろなその瞳は
何処へだって行けるのだろう
夜の煌びやかなレースを
土で汚しながら
何時までも何処までも
引き摺り歩くんだろう
堕ちてしまった星屑は
何度も踏み付けられて
それでも光り続ける
瞳を刺す光の先を
何度も指先で追い縋って
世界は変わらないでしょう
愛で雪いだ感情は
奪われない様に抱きしめて
君は何処にもいないでしょう?
愛は静かに浮かぶ
開いた白紙のページに
君は何度も泣いて
何度も愛を囁いて
恋を踏み潰した
気付いていたんだろう
転げ落ちたその硝子玉を
蹴飛ばした先で君は
何も言わずに笑って
独りっきりの愛の物語は
静かに自分を映す鏡で、