零れ落ちる痛み

その瞳は問う事もなく

ただ只管に見つめる

先は真黒に染められた

絶望だけが笑っている


この声の届く場所は

きっと誰もが耳を塞ぎ

息を止めて生きている


違うのだと笑えば

それは答えにならずに

手を取る事も出来ない

それこそ違うのだと

何も言わぬ口で

瞳を伏せた


怖いのだと言えず

死にたくないのだと

そんな一言も

淡く溶けていった


生きていく事が酷く辛く

そんな当たり前さえ

何時しか苦痛を覚え


「それなら生まれた意味は?」


「生きていく事の、意味は?」


悲しみを刻んだ

その瞳の奥で

君は独り指を差す

その意味を僕は知らない


君が選んだ意味を

僕は知らない