頭の奥から聞こえてくる
嘘の様な喧騒と
誰かが笑ってる
歪んだ笑顔と囁いた声が
陽炎の様に指差す
死んでいく太陽は
僕の背中を焦がして
落ちていく様を
ずっとずっと見ていたんだろう
掻き分けた雑踏の先は
誰も居ないのにさ
彷徨い続けた
見上げた空だって
遠いのは分かってて
目が覚めた夢も
枯れていく草木も
投げ出した四肢に
腐り落ちていく幻想
誰かの浮かべた笑みに
その人差し指に
込められた意味を
僕は、知っていたから
生きていく理由を
何時だって求めて
眩んでしまった様に
この道の途中で
立ち止って振り返ったんだ
避けていく人混みと
頬に当たる冷たい風と
瞳を焼く様な太陽が
僕を突き刺していく
殺していく
死んでいくのは
太陽を腕に抱いた
僕の理想を
何時だって、そう。
落ちていく様は
それは、とても、綺麗で
世界は美しいと
笑ったのは
いつだったか
だれだったか。