その剣が心臓を探す

これ以上逃げ出さない様に

その瞳を真直ぐに見つめる

翳した最後の熱を両手に抱いて


貴方が選んだのは

何時だって最善の罪で

振り向いたその背中を

僕は知らないままに

生き続ける

この呼吸を止めながら


差し出した掌を払う

見ないふりをしていた世界は

何時だって無慈悲なんだろう

血を流すことだって

貴方は厭わずに


その道はどれほどに苛酷で

煽られたままに倒れそうな根元で

泣き出したその身体を

支える程の力が僕にあるのか

飛ばされて居なくなった

その瞳の中でさえ

僕は生きていけるのか


深く吐き出した呼吸は

何時からか続いた僕の鼓動

宿り木を僕は抱いたまま