優しい最後を夢見て

明日の終わりを謳った

貴方は六つ花に全てを埋めて

独り膝を抱えた


小さな街角に灯をともして

貴方は笑いながら傘を振った

僕も答える様に足を踏み出して

たった二人だけの世界で

貴方を二人だけ

明日を残していった


置いて行かれたのは僕なのか

それとも僕が貴方を置いていったのか

今では思い出せやしないのに


白く何処までも広がる世界は

足跡だけが後ろに倣って

まるで世界の果ての様だと

返らない声をあげた


愛したのはきっとそうだった

貴方と共に生きた全てを

抱えて生きるは重すぎた


その檻の先には行けないのだろう?

その檻の先には何があるだろう?


何も知らないのに僕は

泣きながら幾つも嘘を吐いた

幸せな夢が埋まった場所で

僕は街灯の下で夢を謳う

貴方には二度と逢えないのだと

優しい夢が叶わない事を知りながら。