君と二人の部屋は

穏やかな空気で満ちる

ずっと一緒であればいいと

思い続けながら


絡めた小指は

嘘を吐かない様にと

歩き続けてきた道を

否定をしない様にと


笑いながら駆け下りる

その先に君は居なくて

握った掌は冷たく

君を忘れてしまう前に

心を置いてきたのだと


僕は君の瞳を知らない

明日が来る事も

柔らかな朝日の事も


今生きている事を

僕が否定する事で

君を否定してしまうなら

僕が歩いてきた事実に

ナイフを突き付けてしまう事を


笑っておくれよ

もう許す事も

許される事も

殺し続けた感情は

君を裏切らないから


この部屋で君と二人

祈り続けた事、

離れた小指の意味を