正しいのは何だろう

正しいのは誰だろう

選んだのは何だろう

選んだのは誰だろう


僕の選択は

誰かの選択の後ろで

まるで当たり前の様に

最後で最悪を

指差し笑う


期待なんて最初から

何処にもなかったんだろう?

選ばれたのは

何時だって君のほうだ


正義を振り翳した

その右目を突き刺して

見開いたその左目を

見ないふりする事を覚えた


僕じゃないんだよ

君でもないけれど

じゃあ誰だって言うんだ?

大事な物は選べないって

誰が決めてしまったんだ?

それなら要らないじゃないか

何一つ要らないじゃないか


選んだのは君だろう?

積もり積もった言葉は

継ぎはぎだらけの刃だ

握った両手から離れない

血に塗れた声は

君が望んだものだろう?