誰よりも優しく在る様

誰も拒まぬ盾になる様

痛みと引き換えに理想を

苦しみと引き換えに絆を

誰も彼もがその意図に

顔を歪める事の無い様


貴方にはその手を

優しく労わる様に

踏み躙られた花束を

憐れむ権利が私には無い

その手が拒んだ理由に

私が気付く事が無い様に

貴方の言葉が私に届く事は

二度と在りはしない


それでいいのでしょう?

貴方が望んだ世界で

私が死んでいく様は

きっと一つの喜劇

夢も理想も希望もない

生の空気を殺してまで

選んだ死のマントを被る


吐き出した呼吸が熱を孕む

その理由など知らなくて

知りたくもないのだから


そんな目で私を見ないで

都合の良い盾で居させて

そんな震えた手で触れないで

泣きそうな瞳で僕の手を取らないで

悩む事も途惑う事もない

単純な駒のままで居させて