僕らしいと

君はそう言うけど

僕って何ですか?

騙し騙し生きてきた

『僕』は何処に在りますか?


見開いた瞳の中で

僕は呼吸を失う

その双眸が映す世界の中で

鼓動を止めてしまえ


震える指先が

その掌を掴む

離さないで、

放さないで、

これ以上の嘘は

吐きたくない。


噛んだ唇が

静かに紅を浮かべて

泣きそうに揺れる

睫毛は夢を殺した


僕が死んでいく

細胞の奥で

残酷な世界の終わりを

その腕で抱きしめたのでしょう?

まるで虚ろに瞬く様で

僕は僕を選べないから?


最後の瞬間まで

知る事の無い

許す事も許される事も

そのどちらも無くなって

誰も変わらなくなっても


死んでしまった僕の骸は

悲しげに泣いてしまうでしょう。