弱虫の僕が
見ないでくれと叫ぶ
覆い隠した両目は
何も映さないのに
真っ暗、暗闇で
僕らしさを一人探して
なんだって僕なんだ、
どうでもいいことすら
殺してしまえと
握ったままのその刃を
喉に突き立ててみなよ?
たったそれだけの事なのに
涙が溢れてしまうんだ
伝えた言葉の先で
また死んでしまったと
踏み躙ってさ
こんな何も聞こえない
耳を塞いでしまえば
声なんてないんだ
誰も変わらないよ
だって君は
知らないんだろう?
僕ばっかり飲み込んだ
苦いだけの現実が
放れていく掌を
嫌にリアルに映すから
ねぇその瞳は
一体誰の為?
消えたって分からないだろう?
殺してしまったと
嘆くよりも先に
その喉に突き立てて