元通りに戻る
その足跡 を辿って
誰かの嘘を抱く
それは贖罪にも似た
回廊の行方
引き摺っては赤をなぞる
染まり切れない心で
嘆いていたのは幼い子供
何一つ手に出来ずに
泣き喚いた子供の指は
静かに縋り付いた
膝を抱く様に
世界の中心で項垂れた
何も知らなくて良い様に
一人耳を塞いで
知らないままで生きて
気付かないままで生きて
それで誰が救われた?
足掻く様に
もがく様に
その手を伸ばして
縋ったのは
僕だっただろう?
雲の一つも掴めないで
誰かの手の一つも掴めないで
救われないのは
掬われないのは
巣食われた心の一欠片で
もう誰だって良かった
生きれるのであれば
君と共に生きれるなら
なんだって良かったんだ。