君が叶えてくれた世界は

どうしてもこんなに悲しげに

俯いてばかりなんだい?


一つ二つと咲いた花も

草臥れた様に下向いて

どうしたって泣いている

この心に在る筈の思いも

どうしてか堂々巡り

悲しい事ばかりが満ちている


君はもう何も答えないで

引き摺り落としたゴーグルに映る

その二つのビー玉には

何の感慨も浮かばずに

丁寧に折り曲げた紙飛行機を

たった一度撃ち落として


その瞳に映る世界は

現実に押し潰されて

何も見えなくなってしまった

紙飛行機に乗せた

希望なんてものも

きっと知らない癖にさ


間違いだらけの解答に

乗せて放った嘘は

君は笑ってくれるだろうか

願いの叶った世界は

雑音だらけの汚い場所で

夢も希望もない場所だけど