呼吸の止まった世界で

その瞳だけは嘘を吐かないで

誰かの陰謀の様な

そんな暗闇を歩いて


銃声は途絶えた視界で

まるで灰色の空を覗いて

笑っているのは君一人だ

道理を説いてみたって

環状線の間で君は死んでしまって

どうしたって意味はないのさ


明るいだけの世界なら

必要はないのだから


幸せを解いた君の声が

溶かした色彩に溺れた

千切れた機械の腕は

君が選んだ物語の終焉に


現実と幻想の狭間じゃ

誰も口を出すことなく

選ばれてしまう事も

選ばれてしまった事も

何一つ気付かないで

舞台の照明に眩んでしまった


そんな夢の中で

銃口は誰に向けてしまうのか

鼓膜を劈いた嘘は

君を知らないふりして


二つのビー玉は

何も気付けないままに

霞んでしまった