さようならを追いかける

冷めた唇に鮮やかな赤は

鮮烈に目蓋に焼き付いて

絶えまなく降り注ぐ

罪悪の隙間を駆け抜けた


その手を引き連れて

泣きそうになる胸の内を

一体誰が許したというのか


その賽を振ったのは

気まぐれであるからには

責など脆く崩れ去って

僕の居場所まで壊した


日陰の夢は誰かの嘘で

眼を突き刺す光は

まるで悲しみを映す様に

僕の手を取ったんだ


また褪めた夢を見て

何も言えない世界に

僕が声を失う事、

きっと知っていたんだろう?


掌から転がり落ちる

小さな賽の目一つで

何もかもが壊されて

それでも抱え込んだのは

守る様に殺した正義で


見捨てたのは誰だった?

神様の生きる世界で

僕らは夢から覚めて

その瞳を見開いた


心に落ちた言葉は

忘れる事すら出来ないだろう