ヘッドフォンから聞こえる

歪んだ鼓動の色は

何も見えない様に


少年が愛した

世界の色彩は

静かに眠りにつく

丘の上で何も無い様に


願う事も祈る事も

それだけは簡単で

両手を汚してまで

変えたかった事は

きっと見えてないんだろう


フードを深く被って

何も見なくてもいいように

ヘッドフォンをつけて

何も聞かなくてもいいように


もう何も知りたくないんだ。


此処にいる理由も

此処で泣いてる理由も

叶わない夢は

描いたままに


ふりだしに還って

白い世界は滲んだ

ビルの影に

君が笑っている





「少年はビルの隙間で泣いて」