優しい嘘を吐いて
その喉を緩やかに締める
いっそ何も見ないで
幸せだけを甘受して
その舌で絡め取って
ねぇ、泣かないで
その優しさで
僕を殺す前に
永遠を願うには
あまりに大人になりすぎた
それは愛ですか?
それは夢ですか?
永久には続かない
そんな絶望を隣に置いて
踏み出す度に
茨が食い込んで
それでも笑う
君の背中が遠くに見えて
そちらは夢ですか?
そちらは淵ですか?
祈りなんて
最初から手折った癖に
涙はもう流さないで
その優しさは
何時だって残酷で
切望にも似た憧憬を
ずっと描き続けているんだ
赤い道はずっと続いて
痛む足なんて一つも気にならなくて
それでも君は遠くて
優しさは隣にはなくて
それが夢ですか?
それが愛ですか?
永遠を願いましたか?
永遠に祈りましたか?
もう叶わないなら
流した涙も見ないふりして
茨を歩く人々は
忘れ去られた忘却の果てに
幽かな祈りを殺めて泣いた