憂鬱を引き連れて

引き摺る影と意味を

一つ、二つと

継ぎはぎの様に繋ぐ


それは絆された様に

それは引き攣れた様に


嗚呼、可哀想に

なんて。


思ってもいない癖に

浮かべた笑みの奥で

嘲笑っているのを

僕は知っているよ


謝罪の後に見える痕

辿る道筋は絶望に蓋をして

間怠っこしい言い訳を

丁寧に置いていくんだ


歯車は軋んでいる

薇は転がり落ちて

笑えないや、

ほら。


それは衝動にも似た

確信犯の計画で

希望的観測は

曖昧に歪んでいった


この馬鹿らしい茶番を

何度も繰り返して

きっと君は

僕を嗤うだろうね


可哀想に、なんて。


思う事すら忘れてさ。