閉ざした心

伸びた前髪と

硝子越しの世界

少し曇った様なそれは

いつも通りの日常を映す


ビー玉の様な瞳は

薄く膜を張った様で

最後の瞬間なんて

涙を誘う様な展開も

夢見がちな心情で


君が笑みを浮かべるたび

僕の心は静かに歪んで

変色した感情は

真直ぐに君を見れない

罅割れた心は

泣き出したくなる程痛くて。


群青が染み込んで

くすんだ瞳の奥

僕は泣き疲れて

望まない救済は

何時だって隣り合わせだ


苦しんだって

悲しんだって

それだけで良かったのに

君の瞳が見付からない


いつも通りの日常が

僕を置いていく

歩いていた筈の足は

いつしか立ち止ったまま

振り返る事も出来ないんだ

俯いて何も見えなくて


君は笑ったままなのに

君は其処にいるはずなのに

何も分からない

何も見えない

それじゃ僕は

なんも意味がないじゃないか。


君の瞳に生きる僕は

何時だって呼吸をしていたのに。