塞いで

見ないふりして

前髪の隙間

双眸は緩やかに

どうせ落ちていく


誰も同じ顔

誰も同じ声

変わらないよ、

不変的な君が

放物線の中で

溺れているよ、

知ってる。


少しの事が

何時しか軋んで

心は撓み始めて

固く、悲しく。


消えたいのは

本当の事だよ、

積み重なって

歪に歪んで

崩れたのは

言い出せなくて


止まり木から

足を離す

鳥達の向こう側

言えるわけないね


どうせ落ちていく。

僕の中から

零れ出した言葉が

もう戻らないね、


心も

夢も

希望も

絶えてしまった


途切れた言葉が

消えたいんだ、と

声を零して。