手を握って
離れない様に
逸らしたままの目は
もう気にしない事にした
続かない道の先
君は独り言の様に
弱音を零したんだ
「もう明日は来ないんだ」
隠してしまった
君の唯一つの本音を
枯れてしまった涙と
一緒に流してしまって
戻れないんだ、
そう言って笑って
言えなかった言葉は
もう何処にもないんだよ
もう薄ぼんやりとしか
君の事は思い出せないけど
それでも曖昧に笑う
君が誤魔化し続けた
言葉の続きを
僕は知っているんだよ
「今日の続きは、きっと。」
何処にもやってこないけど
途切れた道の先
夢の話はもう止めようか
さようならの次は
きっと悲しみの雨が、
探し続ける事も
諦める事も
遠くに見詰めたまま
許し合える幸せな日を
僕は望み願うんだ
逸れてしまった
心の行方すら分からないのに
きっと僕は、続きを生きるんだ
悲しくて辛くて苦しくて
それでも僕は、