嘘を吐いた事。


謝るには

少し時間が経ち過ぎた

ささくれだった心も

気付けばあやふやになって

バイバイ、なんて手を振る

君の事も気付かないで


白い部屋の中じゃ

何一つ届かないけど

届けようとして

文字を並べた手紙は

此処に転がったまま


もう、いいよ。


君はそういうけど

僕は嫌なんだ

口にしようと

音を乗せてみたけど

君は振り向かず

まるで引き離されたよう

君は笑ってる?

それでも

僕は嘘を吐いたんだ


どうしようもなくて

幾重に折り重なった

明日の事は

忘れてしまおうか

考えたって

君は見付からない


白い部屋から出る時

君が其処にいるなら

僕はそれでいいや


ごめんね。

ただいま。


届かない手紙は

二度と開けなくていいように。