一つ呼吸をして

笑えてるかな?

顔をあげて

また一つ呼吸をする


冷たく入りこむ

何処からかの風は

悴む掌を過ぎていくから

その赤みを増す頬が

笑みの形を作るまで


君が諦めて

その足を止めた時

僕は諦める事を

諦めろと伝えた

そして僕が諦めようとした時

君は諦める事は止めない

ただ傍に居る事だけを

静かに選択したんだ


我がままで、身勝手な

僕の独りよがりな幻想を

馬鹿にする事もせず

呆れた様に笑って

「そんな事、忘れた」

なんて、


きっと僕はまた、君を好きになる。

一つ呼吸をして

吐き出す白の夢を

追いかけるだけの時間は

何よりも愛おしく

大切なものだから、


ねぇ。


聞いてくれる?