誤魔化す事に慣れた

嘯いては空回る

茜に染まる掌と

吐き出す様に紡いだ

言葉の意味を問いかける


夢の続きは

倒れた瓦礫の海へ

風は帆を押し付けた

罰と罪の味は

咥内に広がってく

紅を引いた様に

幕引いた言葉で浮付く


それは、誰の為?

願う度に死んでいく

心の奥底で積み上げた

まるで罪悪の理想郷

立ち上がっても歩けない

竦んだままの嘘を


食い千切って

爪を立てた声を

まるで喘ぐ様に

痛みを弔ってしまえば

まだまだでしょう?

茜の空は墜落した

吐き出したままの言葉は

何処にも返りはしない

まるで夢に見たユートピア


それは、燃え尽きた楽園