美しいと零して

涙を流した


言葉、は。


一つも届きはせず

まるで転落していくようだ。

積木の城の様に

口から溢れては

戯言へと堕ちていく

成れの果ての海

俯いたまま

君は何を想う?


温度を持つ空は

色を失う海へ溶ける

音は言葉を失って

言葉は術を失う


どうすれば、

どうしたら、


意味も理由もなく

まるで戯言の様な

そんな遥かを紡いで

今も此処に在る筈の

伝え損ねた

僕の言葉も。


美しい、と泣いて。


君は言葉を零した

それが全て在る様に

それが答えで在る様に。