白んだ空

浮付いた一言

仮面被ったままの

笑みを浮かべたピエロ

夢は何処に在るんだい?

そんな事聞けもせず


「嗚呼、まるで今日は。」


それは遮断機が下りて

舞台から突き落とされた

つまりそれはそうだ。

丁度今揺り起こした様な

夢は醒めないまま

褪せた記憶さえも

思い出せない癖に

君は居ないよ

僕だってそうだ、

まるで、それが当たり前の様な


「嗚呼、そうだ。」


続かないのに

届かないのに

先走る様に零れた

声はくすんで

掠れた音の継ぎ目も

錆びた歯車の軋みも

何一つ関係ないんだ


列車の中で君は何を思う?

踏切越し僕は君を追いかけて

伸ばした分だけの言葉が

撃ち殺されてしまって

マルチエンドは嫌いだよ

一つだけが良いんだ

選んだって結局

道は一つしかないんだから

辿る指先に宿した

温度は追い付けないまま


君は居ないよ

白んだ空に返した

ピエロは何時だって泣いてる


僕は


君まで届かない。