零れ出した涙の嘘

夕暮れに堕ちていく

瞳の色は虚ろに迷う


少しずつ剥がれていく

地面を蹴り出す

嘘吐きは此処で

膝を抱えて泣いているよ

それすらも曖昧に


爪を立てた

仮面の裏で笑う

裏切り者は

何時だって僕だ


溢れ出して

本当が無くなっていく

きっと歩き出すにも

勇気が必要で

それなら逸らしたままの

視線を合わせてみようか


そんなささやかな事で

涙を流してさ

嘘を吐いた仮面は

罅割れてしまった


虚ろに溶け出す

瞳の最後に君は笑う

夕暮れの色彩に

僕は君と生きようか