吐き出した言葉も
歪んだ糸
その美しさに
目が眩んでは
真直ぐに見れない
白く靄がかかる目覚め
その口元が選ぶ
永久の物語
最後は誰が笑うの?
皆が死んでいくラストに
貴方は居ないのに
引き攣れた肌
笑えないと閉ざした
唇に這わした指も
語らない言葉も
歪んだ意図
その理由に
愚かしいまでに気付かず
笑みを重ねる
殺した世界は
もう二度と視界に映らず
神に祈ることだって
握り潰してしまって
蹂躙していく
花束を餞別代りに手向けて
踏み躙る数多の願い
鏡に映る貴方は
もう私を見ない
目覚めたのは、
終わらすための幕引きで
その祈りに
命を捧げて
この崩れる世界を
救えないのなら
眠りにつく
この意識を墓標に
歪んだ糸に絡まった
寂しい意図に
気付いておくれよ、
それが
最後に願いになる前に
それが、
最後の祈りになる前に