噛み砕いて
その首に晒した愛を
誤魔化す事なく
二重に折り曲げて
口元を釣り上げる
その瞳は映さないまま
光を透過してしまった
愛を、かく語りき
夢を描くのは簡単で
絵空事の様な物語
子供染みた愛を
ねぇ、と強請る
振り上げた拳も
掲げた正義も
正解なんてありやしない
肯定か否定か、
その二つの選択肢で
少数派を潰す
ほら、また一つ××を殺して
『其れ』が死んでいく事も
きっと正解なんだって
そんな嘘で重ねて
隠していくのは何時だって僕らだ
??が笑うなら
僕はまた疑って
笑みが浮かんでは沈む
右を見ては左を見て
祈りながら冒涜した背徳と
夢を見ながら現実を差し出して
撃ち殺した貴方を愛は
撃滅していく荒んだ憐憫で
噛み砕いた言葉で
また振り払った腕で
何を語ると言うのか
振り返っては業を背負って
はい、違います。
いいえ、そうなんです。
二者択一の世界で
曜日の上に重ねた
指先は跳ねあげた声で
「それで」なんて
安い言葉で
また愛を君に語ろうか
知っているなんて嘘で
呼吸が止めて
確実に締め付けた
閉塞感に溺れていく
刺したその目で
厭う様に手を差し出して