弱さを悼む。


爪を立てて

吐き出した時間を

巻き戻しながら

笑えない、

誰かの声に


真白にぼやける

残像に触れた

失ってばかりの

僕の姿

次は何を殺す?

残した言葉は

心を傷付けてばかり


煙を巻いて昇る

目を開いては瞬く

見えた其れに

手を伸ばして

言葉にならない

音にならない言葉を

一人迎えた

続かないのです。

こればかりは


血を流しながら

痛みに堪えながら

足元に力を込めて

ふらつきながら

目を逸らしながら

それでも立ち続けて

それで僕は何になる?

また心を殺して


傷付いて

弱さを悼んだ

思いださないで

一人の舞台で

涙を零した